インターネットがない時代には、そこここで見られた落書きまみれの公衆トイレの個室や、電話ボックスのテレクラの貼り紙、何重にも塗り重ねられていく鉄道のガード下等のの壁面に施されたグラフィックなど、不特定多数の人々が相互に関与して一つのメディアを生み出していました。
インターネットの時代のソーシャルメディア
インターネットが大分普及した現代では、落書きや貼り紙のコミュニティはある程度インターネット上に移行しました。公衆トイレは立派になり、電話ボックスは減少し、街は以前よりきれいになり、子どもたちは落書きをしなくなり、人々のマナーは向上したようです。しかし、その原因はサイバースペース上に場所を移して展開されているからかもしれません。